楽曲分析

ジャズを楽しもう「1.コルトレーン」

ジャズとは、アメリカで派生した音楽ジャンルで、スウィングという「ターンタッタ」のリズムや、アドリブで楽器を演奏するのが特徴的です。

…と言われても、そう簡単になるほどな〜となることは多くないと思いますので、僕が一番好きなジャズの曲をとりあえず聴いてみてください。

ジョン・コルトレーンというサックス奏者が演奏している“Good Bait”という曲です。昔天ぷら屋でアルバイトをしていた時に流れていたBGMがこれだったので、いまだにこの曲を聴くと仕事モードに入ってしまいます。

さて、この曲はサックス、ピアノ、ベース、ドラムの4つのパートで演奏をしていますが、全てのパートが同じ楽譜を見て演奏をしています。興味がある方はこちらから。

楽譜にはメロディーコード(アルファベットとか数字で書かれている記号)しかありません。ドラムパートなんてどこにも書いていないのに、どうやって演奏しているのでしょうか?

実はジャズの演奏においては、プレーヤーが演奏する内容は基本的にそれぞれのプレーヤーに任されています。ただし、いくつかのルールを守る必要があります。

コードは基本的に変えてはいけない

コードというのは和音のことです。ドミソとか、ソシレとか、そういうものです。楽譜の中にもコードは書かれていますが、基本的に書かれているコードで演奏をする必要があります。

ただし、中には余計な音を付け足したり(テンションノート)、コードを置き換える(リハーモナイゼーション)ことができるものもあります。この辺りはガチガチにルールが決まっているので、あまり自由なことはできません。

曲を展開するパートの順番を守る

ジャズの演奏では、まず楽譜に書かれているメロディー(=テーマ)を演奏します。今回の場合だとサックスがメロディーを演奏して、その他の楽器は伴奏をしていますね。

その後はサックスが自由に演奏するソロの部分になります。この間はあまりほかのパートは邪魔をしないようにします。下の動画の部分からです。

次はピアノソロの番です。この間、サックスはお休みです。

そして次はベースソロです。ピアノは弾いていてもいいんですが、あまり目立たないように弾きます。ベースは低い音で聞こえにくいので、ドラムも音を小さくします。

次はサックスが演奏を始めますが、実はここはドラムソロで、4小節おきにドラムだけになっていますよね。ちなみに、ドラムソロの時はドラム以外の楽器は演奏しません。

そして最後に、テーマをサックスが演奏して終わりになります。

改めて書くと、この編成だとテーマ演奏→サックスソロ→ピアノソロ→ベースソロ→ドラムソロ→テーマ演奏という順番で曲が展開していきます。

楽器が変わってもだいたいこの順番でソロを回していくのですが、変わった編成の時にはあらかじめ話し合いをして順番を決めるようです。

このルールを知ってからほかのジャズの曲を聴いてみると、新たな発見があるかもしれません。ぜひ色々な演奏を聴いてみてくださいね。

ABOUT ME
Takuya Yoshida
Takuya Yoshida
福島県小野町出身。東京学芸大学教育学研究科を修了し、現在はフリーランスの作曲家、そして都内の小学校の音楽科非常勤講師を務める。 また「よしたく先生」としてYouTubeなどに演奏動画をアップロードし、多くの人と音楽を続けていくための活動を行なっている。福島県田村郡小野町立小野小学校の校歌を作曲している。
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