クラシック

合唱コンクールで指揮を振ることになった中高生のための「超重要テクニックとQ&A集」

こんにちは、よしたく先生です。

この文章は、主に合唱コンクールで初めて指揮を振ることになった中高生のために書いています。

想定している読者は次のような方です。

  • 合唱コンクールの指揮を任されたけど、何をどうしたらいいか分からない人
  • 学校の先生の言うアドバイスの意味があまり分からない人

これまでもYouTubeチャンネルには動画をアップロードしていたのですが、「動画の量が増えてしまった上、指揮を体系的に学べる動画がまだ多くない」ということで、文章で解説することにしました。

他の楽器や歌と同様、指揮法はそう簡単には身に付けることができません。

繰り返し練習をし、指揮を振れる方や演奏する人に実際に見てもらい、アドバイスを参考に練習をして、少しずつ上達していきましょう。

練習初期は特に、鏡の前で練習をして形を整えたり、自分の指揮の動画を撮って客観的に見たりして見ましょう。

もし本を読んで勉強するとしたら次の2冊がとりあえずおすすめです。

非常に有名な斎藤指揮法の本です。昔の本なので言葉遣いや写真が古い感じはしますが、日本で指揮を勉強した人なら知らない人はいない、というレベルの本です。

僕が大学院で教えてもらっていた山本先生の本です。上の本よりは読みやすく、「マイバラード」の指揮の振り方もあるのでオススメです。

すぐに直せる超重要テクニック集

前後・左右に揺れない

公式ラインで動画を送ってくれる中高生に対して、最も指摘しているのがこれです。

振っていて気持ち良くなって揺れているのか、意識せずに揺れているのか分からないのですが、とにかく揺れています。前後にも揺れます。

揺れると指揮の形がゆがむだけではなく、歌う側が腕の動きよりも頭や身体の他の部分に気を取られてしまいますから、足を肩幅に開いてしっかり立って指揮を振りましょう。

ちなみに僕は審査員として合唱コンクールに関わっていることもあるのですが、揺れていると「あ〜指揮者揺れてんな〜」以外の感想が出てこなくなります。歌も頭に入ってこなくなります。

左右の手を交差させない

交差させると、指揮の形が分かりにくくなってしまいます。

膝を曲げたり、前かがみになったりしない

打点の高さが変わってしまって、指揮の形がゆがんでしまいます。

左手を無理に使おうとしない

指揮を振る時にはよく右手は拍を、左手ではニュアンスを伝えるための動きをします。

そのため、学校の先生から「クレッシェンドを左手で表現してみたら」というようなことを言われることがあるかもしれませんが、右手と左手で違う動きをするのは実際とても難しいことです。

もし言われたら「やって見せてください」と言ってみましょう。多分その先生も上手にはできないと思います。

僕自身も、左手で指示を出せるようになるまで数ヶ月はかかりました。最初は特に、右手が左手の動きにつられて崩れてしまったりテンポが速くなってしまっていました。

左手を無理に使って他が崩れるよりは、指揮の形を安定させる方が断然いいので、慣れるまでは右手だけ、もしくは左右対称の指揮を振るようにしましょう。

余計な動きをしない

指揮をしている時に余計な動きをすると、歌っている人たちの目線がその動きの方にそれてしまいます。

また、パーカーのヒモなど、指揮をする時に勝手に揺れる部分が無いようにして指揮を振るといいです。

歌う人たちと同じタイミングで息を吸う

歌う人たちが自信を持って歌い始められるように、同じタイミングで息を吸いましょう。歌いやすさが格段に変わります。

Q&A

Q. 手先の形はどうしたらいいですか?
A. 手の平を下にして、マウスをつかむときのように指先を丸くしましょう。

Q.楽譜が全く読めないので指揮を振るニュアンスが分かりません。どうしたらいいでしょうか?
A.伴奏者は楽譜を読めるので、2人で相談してみてください。

ABOUT ME
Takuya Yoshida
Takuya Yoshida
福島県小野町出身。東京学芸大学教育学研究科を修了し、現在はフリーランスの作曲家、そして都内の小学校の音楽科非常勤講師を務める。 また「よしたく先生」としてYouTubeなどに演奏動画をアップロードし、多くの人と音楽を続けていくための活動を行なっている。福島県田村郡小野町立小野小学校の校歌を作曲している。
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